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440話

ダフネはとても気まずさを感じていた。彼女が築き上げた自信は、一瞬にして消え去ってしまった。

ベンジャミンは彼女の反応を察し、魅力的な笑顔を浮かべ、その黒い瞳には愛情が溢れていた。

数分後、彼女の髪は乾いていた。

ベンジャミンはドライヤーをしまい、ローブのポケットから小さなコンドームの箱を取り出した。「君の番だよ」と彼は何気なく言った。

ダフネがコンドームを見たとき、それが自分の手の中で燃えているように感じた。

彼女はもう処女ではなかったが、それでもなんとなく落ち着かない気持ちがあった。

「たぶん私たちは...」と彼女は躊躇した。

「何?」とベンジャミンは彼女を見つめて尋ねた。

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