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412話

ダフネは完全に不意を突かれた。

すべてを振り返って、彼女は言った。「あなたにはそれだけの価値があるからよ」

「それって同じことじゃないか？」ベンジャミンは絹のように滑らかな声で返した。

ダフネは彼に横目を送った。

「投資として考えるなら、君は僕が何があっても全力を注ぐプロジェクトだ」とベンジャミンは言った。「基本的に、君は僕の夢なんだ」

ダフネの心臓は鼓動を飛ばし、彼女はただそこに座り、凍りついたように、どう反応すればいいのか分からなかった。

「夢」という言葉が彼女の心に強く響いた。

「僕が君に優しくしているからって、プレッシャーに感じないで」ベンジャミンは車を発進させながら、彼...