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396話

「ハッカー?」

シエラの目はクリスマスツリーのように輝いた。

ダフネは肉片を口に押し込み、視線をそらした。

ベンジャミンはこれまで仲人役を買ったことがなかった。特にエヴァンとケヴィンに内緒でなんてことは。

それで、クリスはシエラに気があるの?ベンジャミンはわざとやっているの?

「彼らは信頼できるよ。信じられないなら、ダフネに聞いてみな」とベンジャミンは言い、ダフネに「ここは協力してくれ」と言わんばかりの視線を送った。

ダフネはその意図を察して言った。「二人とも素晴らしいわ。エヴァンは優しくて細かいところに気が付くし、とても誠実。ケヴィンは活発で明るくて、性格も最高よ」

「本当?」...