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344話

ニナは白いドレス姿のままバスルームから出てきた。暖かい部屋が彼女を快適に保っていた。

「ダフネ!」ニナはにこにこしながら駆け寄った。

ダフネは冷ややかな表情で彼女を見つめた。「どうやって入ってきたの?」

「正面玄関からよ」とニナは何気なく言った。「あなたの家のパスワード知ってるから」

ダフネは黙ったまま見つめ続けた。

「怒ってる?」ニナは彼女の隣に座った。「謝るわ。好きなように罰してよ、いい?」

「警察に突き出すのもいい?」とダフネは尋ねた。

ニナは頭をかいた。「それだけはやめてほしいかな」

「無断侵入は違法行為よ」とダフネは警告した。「もう一度やったら、警察を呼ぶわ」

「あ...