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311話

「わかってる」ベンジャミンはドアを施錠し、チャールズを阻んだ。「俺もお前と一緒にいたくないんだ」

「じゃあなぜ僕をここに閉じ込めるの?」チャールズは不平を言った。

ベンジャミンの目がチャールズの目と合い、二人の間に緊張が走った。

「僕はダフネが好きだって知ってるよ」チャールズは挑発した。「でも僕がここにいる限り、君は彼女と一緒になれないよ」

「ランスロットさん」ベンジャミンの口調は冷静さを保ったまま、「それはあなた自身に言うべき言葉ですよ」

車の中で、ベンジャミンは疑念を抱いていた。チャールズの過去の行動から、彼はダフネを怒らせて追い出されることを恐れ、彼女に逆らうことはないだろうと...