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27話

リディアの病室に着く前に角があった。チャールズは意図的に間違った道を選んだ。もしダフネが正しい道を知っているなら、彼女は騙されないだろうと考えたのだ。こうすれば、彼の疑惑を確かめることができる。

一方、ダフネはマークに従って正しい方向へ冷静に進んでいた。

マークはチャールズが間違った道を選んだことに気づき、少し困惑した様子だった。「ランスロットさん、こちらです」

チャールズは一瞬躊躇した後、ダフネに近づいて微笑んだ。「ダフネ、どうしてここが正しい道だと分かったの?」

ダフネは彼をバカにしたような目で見た。「マークの方があなたよりずっと信頼できると思うわ」

これを聞いたマークは冷や汗を...