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86話

「どうだ?やってみるか?」彼は少し興奮しすぎた声で尋ねる。

一瞬考えてみるけど、彼が気持ち悪がるんじゃないかと心配になる。そろそろ生理も終わりかけだから出血はほとんどないはずだけど、やっぱり不安。私自身もちょっと気持ち悪いと思うけど、それは主に彼のアソコに血がついたら恥ずかしすぎるからだ。彼は腕を私の腰に回して、自分の方へ引き寄せる。私は体を安定させようと手を伸ばすと、彼の引き締まった胸に当たった。なんて完璧な人なんだろう!どうしてこんなに完璧なの?

「考えすぎだ。ただイエスと言えばいい」彼は焦れたように低く唸る。

まあ、彼がこれほど強く迫るなら、少しの血なんて全く気にしていないんだろう...