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41話

エリー

私たちは二人とも息を切らしていた。私の全身が彼の一触れを渇望していた。私は強く息を飲み、欲望に抗った。

「どいてよ!」私は唸るように言った。

彼は私が通れるようにほんの少しだけ横に寄った。

私はタオルを掴み、体に巻きつけながら慌ててバスルームを出た。ベッドの近くで立ち止まると、私の手は震えていた。体の全てが「イエス」と叫びたがっているのに、いつまで「ノー」と言い続けられるだろうか?

この欲望が私を狂わせていた。それは理性よりも強く、永遠に抵抗し続けることはできないと気づかせた。たった一週間よ、エリー。強くあれ。

ブドウ園のレストランで昼食を取った後、私たちはその場所のガ...