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22話

「止めてって言って、エリー」彼は喉の奥から出る荒々しい声で囁いた。彼の指は更に上へと滑り、私のパンティに危険なほど近づいていた。もう少し上がれば、私がどれだけ濡れているか分かってしまう。私の目は閉じたまま、欲望に圧倒された体が、そこを触って欲しいとせがんでいた。あともう少しだけ...

「昨夜、君を待っていたんだ」彼は言って、私を前夜の出来事に引き戻した。

バーで彼と一緒にいたブロンドの女性を思い出した。最低。私は目を開け、彼を睨みつけた。

「手を放して、この嘘つき」私は歯を食いしばって唸り、急に立ち上がって後ろに下がり、彼を平手打ちしないよう自制した。

「なぜ俺が嘘つきなんだ?」彼は驚...