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113話

エリー

私は抵抗しようと努め、怒りや全ての侮辱に集中しようとしたが、無駄だった。彼の香りが私を包み込み、彼の大きくて暖かい体が私に押し付けられる熱さだけを感じることしかできなかった。

彼が私の髪を引っ張り、私のお尻に押し当てて動く様子は私を狂わせていた。

「こうだ…従順で素直な、良い子のように」彼は囁いた。その深く少しかすれた声には欲望が滴っていた。「お前はここに居るべきだとわかっているはずだ」

「うせろ」私は残された理性の最後の一片にしがみつきながら言い返した。

「言葉には気をつけた方がいい。一つ一つ後悔させることもできるぞ」彼は脅し、唇が私の耳に触れた。

それから彼は私の髪を...