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767話

サスキアは頭を振り、拒否した。「いいえ、結構よ。ベンジャミンは今ミルクを飲めないの。避けなきゃいけないから」

「じゃあ、あなた自身のために持っていきなよ。そんなに痩せてるんだから、栄養が必要だよ」マーロンは言い張り、ミルクを彼女の方に押し出した。「ただのミルクだよ、大したことじゃない。俺たち昔からの知り合いじゃないか。本当に牛乳二本くらいでそんなに堅苦しくするの？」

アザレアは彼を見て、それからサスキアを見た。顔に笑みが浮かんできた。

昨日、彼女はサスキアに言ったばかりだった。サスキアはいつか、彼女の過去ではなく彼女自身だけを気にかける良い男性に出会うだろうと。

そして彼がここにいる！...