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780話

「おじさん、あなただけがここに来たなんて言わないで」南宮はベッドに座り、目の前の長老を見つめた。「兄さんはどこ?私は怪我をしているのに、どうして見舞いに来てくれないの?」

「南宮お嬢様、若様にはもっと重要な用事があることをご存知のはずです」長老は言った。「それに、若様が私を遣わしたということは、お嬢様の怪我の件に十分な注意を払っているということです。私の隣にいるのは国際紛争を扱う者です。彼も南宮家の一員です。彼は今回、お嬢様と若奥様のために最善を尽くし、論争に勝てるよう力を貸すでしょう」

「何を言っているの?」南宮は微笑んだ。「クロエが私を傷つけたのよ。全部彼女が悪いの。私が責任を取るべき...