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1602話

ゼインは箱からペンダントを取り出し、ニアの周りを歩いて、彼女の首にペンダントをかけました。「私は約束を守らない人間ではない。あの本は君のためだと言ったが、突然別の人から電話があって欲しいと言われた。彼が私から何かを欲しがることは稀だから、きっとそれは彼にとって非常に重要なものなんだ。君から取り戻した以上、別のプレゼントを買おう」

ニアはまばたきをして、背後の鏡を見つめた。そこにはゼインが彼女にペンダントをつけてくれている姿が映っていた。

「一昨日、ジンにこれを予約してもらった。その本のブランドにはカップル向けの特注テーマがあるんだ。何倍もの金額がかかるが、二日後には出来上がる」ゼインは優し...