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1539話

翌日、ニアの風邪は治ったものの、高熱は下がらなかった。傷の感染により、彼女は三度の熱を出していた。

サムは朝に病院へ行って休暇の申請をしていた。ついでに、病院の薬局から薬を2本と抗炎症薬を買って、ニアに点滴した。

「だめよ、病院に連れて行くわ」サムは体温計を見た。「このまま熱が続いたら、あなたのおばあさんにどう説明すればいいの?」

「心配しないで」ニアは潤んだ温かい目でサムを見つめた。「私たちは看護師よ...風邪と発熱の治療についてはよく知っているわ。病院に行っても同じことをするだけ。この二本の点滴を見て。実際...もう大分良くなってきたわ」

サムはまだ心配そうだった。「でもあなた.....