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1361話

「ご心配なく、陛下。もし王女様に何かあったとしても、彼女の遺体はまだそこにあるはずです」とフランクは言った。「しかし王女様と若奥様は現場にはいません。誰かに連れ去られたに違いありません。相手が彼女たちを連れ去ろうとしたということは、生かしておくつもりなのでしょう。おそらく陛下とアマン様に何かを要求するためでしょう」

女王は安堵のため息をつき、言った。「フランク、聞きなさい。もし相手から連絡があったら、何を要求されても、まずは承諾するのよ。サララは必ず無事に戻ってこなければならない」

「陛下、チャーリー王に何かあったことは承知しています。王位を継げるのはサラ様だけです」とフランクは言った。「...