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1210話

「姫様、できるだけ早くお立ち去りください。爆弾を処理した後で入っていただけます」と、警備員たちは心配そうに言った。

ショーンは振り向き、クロエが危険に近づくのを許せなかった。「奥様、もうここにはいられません。今すぐお立ち去りください...」

ミッチェルが言った。「奥様、私は爆弾処理が得意です。ここに残って彼らを手伝います」

クロエは振り向き、歯を食いしばって外に出た。

パレスを出るとすぐに、クロエの怒りは抑えられた。「南宮イェンはサミュエルによってオーストラリアの刑事警察本部に連行されたんじゃなかったの?しばらくニュースを見ていなかったけど、あの野郎のことを発表した?それとも彼を射殺し...