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1050話

「彼女がザビエルの姫君である限り、それでいいのではないか?」南宮燕は冷たく嘲った。「その通りだ。彼女の父親がアマンであろうとプリンスであろうと、彼女はやはりザビエルの姫君だ。なぜならプリンスは最終的に王位に就くからな。」

南宮燕は予想していた。プリンスの戦略と頭脳を考えれば、王を助けたいなら必ず何かを要求するはずだと。

もしそうでなければ、プリンスはとうの昔に自分と同じように牢獄に閉じ込められていただろう。

しかし昨日から今に至るまで、プリンスが逮捕されたという知らせはなかった。

つまり…

「おそらくあなたは知らないだろうが、王はプリンスに約束したのだ。私と協力してあなたをザビエルか...