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1007話

「はい、陛下」ダックスはすぐに答えた。

「私が行きます」クロエは王を見て言った。「父も宮殿を出られるよう願います」

「クロエ、私は出られない。エルサと隠者のために行くことはできない」王はため息をついた。

「父親になった父を許すのは嬉しいけど、昨夜も言ったわ。あなた一人で行けばいい。私は気にしない」

王子と南宮イェンはすでにクロエが国家儀式に出席する手配をしていた。クロエがそこへ行くのは難しくなかった。

しかし彼らは王を姿を現させないだろう。

もちろん、彼らは王が宮殿を出ることも許さないだろう!

「王宮に来る前に、私は宮殿に潜伏していた地下組織のメンバー、ピーターの逮捕を命じました...