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第670章ゼノビアが召喚状を受け取る

サミュエルはその夜、眠らなかった。

朝までタラッサのそばに付き添っていた。彼女がようやく目を覚ますと、最初に目に入ったのは枕元にある小さな熊のぬいぐるみだった――レオに何度も話して聞かせた、あのぬいぐるみだ。

彼女の顔がぱっと輝いた。それを掴むと、手放したくないとでもいうように、ぎゅっと抱きしめた。

レオが、ここに来てくれたんだ。

しばらくして、彼女はサミュエルがベッドの端に座っているのに気づいた。彼の目は充血し、髪は乱れ、その全身から疲労困憊の様子がうかがえた。

おもちゃを握りしめ、彼女は囁いた。「コリンズさん」

その眼差しに罪悪感がよぎる。サミュエルは手術代を払ってくれた。滞在...