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第582章海外の専門家（2）

「二人とも、ママから大事な話があるの」

ジェシカの表情は真剣になり、その目には涙がみるみるうちに溢れてきた。「明日、ママはアメリカに仕事で戻らなくちゃいけないの。これから一年間、出張が多くて、家に帰れるのは三、四日に一度くらいになるかもしれない。だから、シッターさんの言うことをよく聞いて、毎日ビデオ通話するのよ、いい？」

コーデリアの顔が曇った。「え？　どうしてアメリカで仕事しなきゃいけないの？　ここではお給料もらえないの？　私も一緒に行っちゃだめ？」

コルトがすぐに割り込んできた。「僕も行きたい！」

ジェシカはコルトとコーデリアに対して、さらに罪悪感を覚えた。これまで何年もの間、研究...