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第562話バラをさらけ出す(4)

ショーンの言葉がナイフのようにローズを切り裂き、彼女の虚飾とプライドを粉々に打ち砕いた。

どうしてこんなことになってしまったの?

どうしてただの秘書にここまでいいようにされてしまったの?

かつてジェームズが彼女を溺愛していた頃、ショーンは彼女の足元にひれ伏していたものだ。

彼女のものだったすべてが、今やジェシカの手に渡ってしまった。

ローズは叫んだ。「出ていって! あなたなんて必要ないわ、さっさと出ていって!」

ショーンは鼻で笑い、なんて恩知らずな女だと小声で悪態をついた。

ジェームズの命令でなければ、自分だってこんなところにはいたくない!

妻のいる家に帰った方がよっぽどましだ...