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546話バラを断る (4)

そこでジェームズはすぐにショーンに電話をかけ、バーへ向かいローズを無事に家まで送り届けるよう指示した。

MAXバー。

ショーンが到着した時、ローズはまだ飲んでいた。

酩酊していた彼女だったが、ショーンの姿を認めると、少し酔いが覚めた。

ショーンが彼女を助け起こそうとしたところ、ローズは彼を力強く突き放した。

彼女は唸るように言った。「なんであんたなの? 消えなさい! ジェームズに私を迎えに来させてちょうだい」

ショーンはとっくに彼女にうんざりしていた。ローズがいつも問題を起こさなければ、彼が真夜中にわざわざベッドから這い出し、寒空の下、彼女を迎えに来る必要もなかったのだ。

そこで...