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386話

「時間ある?もし都合悪かったら、私一人でシフト担当できるよ。あなたは自分のことをやっていいから」

ジェシカは明日のすべての予定をキャンセルして、ジェームズの誕生日を祝うつもりだった。

しかし今、彼女は軽く頷いただけで、「明日、私がやるわ」と言った。

「じゃあ、決まりだね」

ネイサンはシフト中にジェシカを個人的に監督するという考えに、奇妙な喜びを感じた。

彼は自分を嘲らずにはいられなかった。学生を指導するのは初めてではないのに、なぜこんな気持ちになるのだろう?

あるいは、ジェシカは彼にとって確かに特別な存在だったのかもしれない。

その夜、ジェシカはジェームズとジェラルドにシフトのこ...