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330話

ジェームズは永遠とも思える間、黙り込んでいた。おそらく彼女が真実を語っているかどうか考えていたのだろう。ようやく、彼はいつもと変わらぬ冷静さで口を開いた。「君がやったかどうかは、もう関係ない。仮にやったとしても、理解できる。君の足がこうなったのはジョンのせいだ。彼を許すなんて、すごいことだよ」

感動した様子のローズは言った。「ジェームズ、あなたがこんなに理解してくれるなんて思わなかったわ」

ジェームズはうなずいた。「わかるよ。君と赤ちゃんの面倒は見る。でもローズ、君とは結婚しない」

最後の言葉はローズにとって青天の霹靂だった。頭がクラクラする。どうして彼はそんなことが言えるのか？彼女の努...