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265話

モートン視点:

今夜はセックスできる、今夜はセックスできる。これが食堂を出てからずっと自分に歌い続けていたことだ。メイトと親密な関係を持つのは随分と久しぶりで、もう待ちきれない。彼女の後ろをついていきながら、そのお尻を見ると、セクシーな伸びすじが見える。舌でなぞりたくてたまらない。彼女がドアを開けると、中は真っ暗だ。狼の視力のおかげで僕には見えるけど、何かにぶつかる音が聞こえたから、彼女には見えていないようだ。

「シェリー、なんでこんなに暗いの?」と僕は尋ねた。

「えっと、ロマンチックかなと思って」と彼女は言った。

「僕は狼だから見えるけど、君には見えないよね」そう言うと、彼女...