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240話

ジョン視点:

三時になるのがとても長く感じた。2時55分には、私は国境に向かっていたが、途中で道に迷ってしまった。国境はあまりにも広く、どちら側に行けばいいのか分からなかったので、戦いがある側に行くことにした。バステトは武器を持ってくるなと言ったが、チームと私はもしも罠だった場合に備えて、一つだけ持っていくことに同意した。だから、念のためバレッタと予備の弾倉を持ってきた。丘に近づくと、バステトと同じ男が丘の頂上に向かって歩いているのが見えた。彼がアルファに違いない。他に誰か彼らについてくるかどうか待ってみたが、誰も見えなかった。頂上に着くと、彼は袋を落とし、彼女を振り向かせてキスした...