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205話

モートン視点:

彼女が俺に標を付けてほしいと言うなんて信じられない。嬉しいよ。でも彼女がそう望むのは、ステファンが彼女や子供を奪うのを恐れているからだけだってわかっている。俺は彼女に安全のためじゃなく、愛してるからこそ俺を望んでほしい。たとえ彼女が俺をパートナーとして望まなくても、俺は彼女を守るだろう。この話し合いは必要だけど、ここではない。今日の外出を終えてから、後でこの話をしよう。

「買い物を終えてから、後でプライベートに話そうか」と、彼女が席から立つのを手伝いながら言った。話を遮るのは嫌だけど、ここには何でも聞こえる耳がある。誰が敵なのか分からないからね。

「わかった、でも...