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180話

バステト視点:

目を擦りながら目を覚ますと、手に何かが引っかかり額を傷つけた。手を見ると指輪をはめていることに気づく。そこで全てが思い出された、ロバートと私は婚約したのだ。くそっ、彼は本当に良い指輪を選んだと言わないといけない、この指輪はさぞかし高かったんだろうな。ゆっくりと彼の腕を私の腰から持ち上げ、バスルームに行って朝の身支度をする。彼の家に自分のトイレタリーをいくつか置いておいて良かった。

「おはよう、婚約者」彼が眠たそうな声で言った、私が部屋に入ると。

「おはよう、婚約者」私は彼の額にキスしながら言った。

「調子はどうだい、ベイビー」彼は私のお尻を叩きながら尋ねた。

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