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161話

バステト視点:

私は彼らを愛しているけど、父とジョンが私の部屋を出て行ってくれて嬉しかった。疲れているし、少し休みたい。マッキーと私はかつて親友だったのに、今の状況が信じられない。お互い初めての相手だったのに、その後も親友でいられた。元親友のことを考え続けていると、ドアをノックする音がした。

「入って」と私は叫んだ。

「バス」、私をそう呼ぶのは一人しかいない。彼は何年もの間、私のニックネームで呼んでくれなかった。

「ええ、マッキー」と私は彼を見つめて言った。

「バス…ごめん」と彼は謝罪の目で言う。私は心が傷ついている。私たちは友達であり、恋人であり、そして今は敵同士だ。

「ジェ...