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155話

デイモン

最初の2発が発射されてから、クラブ内では銃声は鳴り響いていなかった。マッシモと私は頭を抱えていた。彼らの次の動きが全く読めなかったからだ。外に出て彼らに近づくべきか?しかし彼らの姿は見えない。

「このまま無期限に中にいるわけにはいかないぞ、デイモン」マッシモが私に言った。

「わかってるよ、マッシモ。でも計画が必要だ。どこに彼らを誘導するか考えないと。外で銃撃戦になるか、彼らが俺たちを追ってくるかだ。人のいない場所に誘導しなきゃならない」

「倉庫はどうだ?」

「俺の倉庫は銃器でいっぱいだから使えないな」マッシモが言った。

「じゃあ俺の倉庫にしよう。空いてる」

「いいだろう...