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13話

ダニエル

昨日と同じ姿勢で横になっている。頬をデイモンの胸に乗せ、彼に抱かれたまま。昨夜、寝る時に彼は私を自分の部屋に運んでくれた。デイモンは私が眠る必要があり、悪夢を遠ざけると言った。確かにその通りで、一度も悪夢を見ることなく赤ちゃんのように眠れた。彼が私の下で動くのを感じた。「おはよう、エンジェル」彼が私をエンジェルと呼ぶことにもう慣れた。名前で呼ばれたら逆に変な気がするし、彼の言う通り、その呼び方は私を落ち着かせる。「おはよう、デイモン」私が起き上がろうとすると、彼は私を引き寄せた。「どこへ行くの?」「ちょっとあなたに空間をあげようと思って」「必要ないよ」そう言うと彼は私の頭をマッサー...