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愛の許可、アフリカに宣告された

ハーパーはしばらくタヤの澄んだ瞳を見つめ、固く握りしめていた手をゆっくりと解いた。「もし彼が本当にプロポーズしてきたら、私、イエスって言うかも……」

レイプされかけたのだから、心にトラウマが残ってもおかしくなかった。だが、昨夜の不快な映像は少しも思い出されず、むしろプレストンを穏やかに受け入れている自分がいた。体は心の変化を映すものだという。彼女の体がプレストンを好んでいる。それはつまり、彼女の心が彼を一度も手放したことがなかったということ……。まだ彼に想いが残っているのなら、もう一度飛び込んでみてもいいのではないか?

なぜそれを「飛び込む」ことだと考えたのか、ハーパー自身にもよくわからな...