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67話

グリフォンは、ターヤが一日も経たずにジャクソンと寝たのは、このチャンスを利用してアルファに自分を結びつけようとしたからだと思っていた。

彼らが以前から恋人同士だったとは想像もしていなかった。

そりゃあ、あんなにもあっさりベッドを共にしたわけだ。彼らは失われた時間を取り戻していたのだ。

このことに気づき、グリフォンの体は硬直した…

「ターヤ・パーマー、あれは初めて自分を売った時だったのか?」

彼が私のフルネームを呼ぶことは滅多になかった。

私は彼に嘘をつく勇気がなく、すぐに頷いて言った。「はい」

もし彼が、私が彼に身を売った時に処女ではなかったと思っていたら、彼が何をするか分からなかった。アルフ...