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508話

ターヤはプレストンに近づき、静かに言った。「母が残してくれたビデオのスクリーンショットを撮ってもらえる?思い出として残しておきたいの」

プレストンは彼女を見て言った。「もちろん、あなたが空の月を欲しいと言えば、僕が摘み取ってあげる…」

皮肉めいた発言の後、彼は素早くビデオを写真に変換し、コピーして彼女に送った。

写真を受け取ったターヤは彼に感謝し、「明日都に行って、海鮮料理をごちそうするというのはどう?」と言った。

なぜ彼女は飲み物に誘っておきながら、プレストンには海鮮料理をごちそうするのだろう?飲み物は海鮮料理よりも貴重で美味しいものなのだろうか?

グリフォンの盲点に触れ、彼は黙っ...