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374話

ニールがニュースを聞いて遺体安置所に駆けつけた時、アモンの遺体はすでに冷たく凍っていた。

遺体安置所に立ち、白い布で覆われたアモンを信じられない思いで見つめていた。

タヤが見たものとは違い、アモンは清められ、きれいな服を着せられていた。

まるで眠っているかのように静かに横たわり、死んでいるようには見えなかった。

ニールは近づき、手を伸ばしたが、アモンの顔に触れる勇気がないことに気づいた。

「アモン…」と彼はつぶやいた。

以前なら、アモンは睡眠を妨げる者は誰でも殴っていただろう。

いつも目覚めた時は不機嫌だったが、今は横たわったまま、ニールが邪魔していることにも気づかない。

ニールは悲しみを感じ...