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86話

カイデン

暑くて耐えられなかったが、目を覚ますことはできなかった。私は罪のない者たちに犯した罪のために、炎の輪に囲まれていた。そして角の生えた者自身が私の看守だった。彼は若い男性のように見えたが、炎のような目と、恐ろしいほど厳しい表情をしていて、それが私を威圧していた。彼は私を檻から解放することを拒否し、私は檻の鉄格子を噛んで多くの歯を失っていた。私の爪は脱出しようと引っ掻いて鈍くなっていた。

「許されたんじゃなかったのか？」と私は唸った。前夜と同じ返事が返ってくるのを知りながら。私はここに少なくとも2年いた...そして脱出できる望みを失いつつあった。

「許されている。だが、お前の魂がこ...