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83話

コナー

正直言って、俺は興奮していた。生意気な知ったかぶりの奴の尻を蹴飛ばせるんだから。服を脱ぎ捨てボクサーパンツ姿で自分の部屋に入った。運良く俺のメイトは俺のこんな姿を見なかった。ナンシーが見たら、絶対に寝室から出してくれなかっただろうから。俺は笑いながら、ジーンズと戦闘用ブーツ、そしてメイトが俺にくれたシュシュを見つけた。赤いリボンで、彼女に髪を編んでもらいたかった。妹でさえ、他の誰も俺の髪に触れることはできない。それは伝統だった。俺はそういった習わしを真剣に受け止めていないが、尊重はしている。

階下で彼女を見つけると、彼女は俺を見て心配そうな顔をした。下にいたパックのメンバーたちも同...