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ブック3:第105章

ポータルを抜けると、そこはハーモニーとザクサスの個人用コンドミニアムの中だった。

見た目はごく普通のアパートで、着陸用……なわけはないだろうけど、小さなバルコニーまでついている。ハーモニーは手すりに鉢植えを置き、ベビーフェンスを設置していた。ガラス戸には鍵までかかっている……。

『まさか、もうハイハイで動き回ったりしてるわけじゃないでしょうね!』

この場所からは魔力が感じられる。だから、もしかしたらあり得るのかも? だとしても驚きはしないけど。ハーモニーから彼女の子供たちは神の眷属で、アサングィスの子供たちは半神だと聞いていた。

「兄上の巣へようこそ」青い髪の赤ん坊を三人も抱いたアサングィスが...