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ブック3：第103章

時の君主

「ザクサス、あの子たちの名前は？」ハーモニーが尋ねた。

「いや……。すべては君の働きだ。頼むよ、我が歌姫。それは君の権利だ」と彼は促した。

「それなら、お願いがあるの……。この子たちはすべての下位神を統べることになる……。だから、奇をてらった名前はつけたくないの」彼女は愛情を込めて赤子たちを抱きしめた。

アーヴィエルはすでに彼女の体を縫合し、問題がないことを確かめていた。偽物の医者の服を脱いだ彼の速さと正確さは、はるかに増していた。

「末娘のズリバは贖罪の女神。愛称は『弁護人』。次女のゾーリバは断罪の女神。愛称は『検察官』。そして長男のザイリエルは抹消の神。愛称は『執行...