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ブック3：第86章

「無謀すぎるわ！」とテオが叫んだ。もちろん彼女は正しかったが、私はそれでもやってしまった。

「縛り糸の術！」と私は叫んだ。彼が魔法耐性を持っている可能性が高いことを十分承知の上で。

彼は太い縄で巻き付けられたが、ほぼ瞬時にそれを引きちぎった。しかし、それは彼女が十分な先行時間を稼ぐのに丁度良かった。

彼は彼女に追いつけないと分かると...注意は私に向けられた...

彼の言葉は理解できなかったが、その姿勢は理解できた。彼は飛びかかり、私を殺そうとするつもりだった...

私は待った。その大きな顎が開いた瞬間、私の炎を吹き付けた。彼は酸が私の唯一の能力だと思っていたに違いない。ほとんど...