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172話

私は覚えていない夢から目覚めたけれど、小さなネズミが私の手を舐めてくれた。まるで私を慰めようとしているようで、少し気分が良くなった。「ありがとう、ラーラーム。あ、聞いてなかったけど、その名前気に入った?ちょっと変わってるけど」と尋ねると、彼はうなずいているようだった。

ネズミはジョンを噛んだ。「痛っ!このクソネズミ、レディ・ハイディに誓って、もう一回噛んだら、このチビをちりにしてやる!」彼は叫び、ベッドから飛び出して唸りながら、私の「贈り物」を部屋中追いかけ回した。

ネズミは甲高い声で鳴き、私の上に飛び乗り、そして私の下にもぐりこんだ。「ジョン、優しくして...4時15分よ。準備しなきゃ!...