真のルナ

98話

ローガン視点

俺は腕の中で伴侶を抱きしめ、我に返ろうとしていた。

俺たちがセックスをするたびに、それは完璧だった。オフィスでの短い時間であろうと、家での長く熱い時間であろうと関係なかった。完璧だった。彼女は完璧だった。

彼女を失いかけたなんて信じられない。過去に戻って25歳のローガンをぶん殴ってやりたい。あいつは愚かで弱かった。あいつは俺の人生すべてを台無しにするところだった。人生の愛を失うところだった。

「俺も加わるよ」レオンが唸った。「あいつの尻に爪を突き立てても構わないぜ」

「わかってるよ」俺は言って、オオカミに笑いかけた。

「ストレスを感じていたんだね、ベイビー」俺は優しく...