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91話

エマ視点

ローガンが私の中に入ってくる感覚が素晴らしいのか、奇妙なのか、判断できなかった。

おそらく両方だったのだろう。

呼吸を続けることを自分に言い聞かせなければならなかった。冷静でいるよう自分に言い聞かせなければならなかった。

その間ずっと、私はローガンの目を見つめていた。目を逸らすことができなかった。目を逸らしたくなかった。彼の目に宿る欲望が、とても安心感を与えてくれた。

私は何か間違ったことをしてしまうのではないかとすごく怖かった。ローガンが満足してくれないのではないかとすごく怖かった。彼が楽しめないのではないかとすごく怖かった。

私の心配は杞憂だったことがわかってよかった...