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63話

エマ視点

私は上から下まで震えていた。

こんな感覚は人生で一度も味わったことがなかった。

もっと欲しかった。

私の体はローガンを求めて叫んでいた。もう一度彼に触れてほしかった。彼の唇を私の体に感じたかった。彼を中に感じたかった。全てが欲しかった。

「くそっ、ベイビー」ローガンが私の首筋で呟いた。

彼の温かい息が首の肌に触れると、私は震えた。

「これは俺の人生で最高の出来事だった」ローガンは私の首にキスをしながら言い、私はまた喘いだ。

どうして彼にとって良かったの?私は彼に触れていないのに。

彼は顔を上げて私を見た。

「もっと欲しい?」彼はニヤリと笑いながら尋ねた。

私の目...