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42話

アンドリュー視点

ローガンの目の色が変わった。漆黒になっていた。

でも俺はどうでもよかった。もう妹に嘘はつきたくなかった。彼女を失うリスクを冒すつもりはなかった。二度とない。

「よくも!」ローガンは叫んだ。「俺はお前のアルファだぞ!」

「今のあんたは、俺の妹に嘘をつきたい男だ」俺は歯を食いしばった。「今のあんたは、俺の妹が欲しい男だ。アルファだろうが知ったことか!」

ローガンが唸り、ドレイクが俺に警告の視線を送った。

「アンドリュー、落ち着け」ドレイクは言った。「そこまで行くな」

俺の発言が危険だということはわかっていた。アルファのプライドを傷つけて、怪我をする可能性もあった。

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