真のルナ

41話

ローガン視点

私は尋問室を出た瞬間、これまでの人生で最も安堵を感じていた。シエナの血に濡れながら。

彼女の悲鳴は私の耳には音楽だった。彼女の涙は私をこれまでで最も幸せにしてくれた。

私は本当に病んだクソ野郎だ。

でも俺の運命の伴侶の仇を討つためなら、何にでもなってやる。

「生かしておきたいなら、食べ物と水を与えるべきだな」ドレイクが部屋のドアを閉めながら言った。

私はポケットから鍵を取り出し、ドアに鍵をかけた。

「何か食べ物と飲み物を与えろ」私は警備員に向かって言った。「もし拒否したら、チューブを喉に突っ込め」

私は警備員の返事を待たずに踵を返した。

「病院に戻るのか？」ドレ...