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20話

エマ視点

とても不快な気分で目を覚ました。

うめき声を上げながら仰向けになり、体から掛け布団をどけた。

下を見ると、まだドレスを着たままだった。くそっ。アンドリューが私をパジャマに着替えさせるために起こしてくれなかったんだ。

立ち上がってバスルームに向かった。歯を磨き、メイクを落とした。ドレスを脱いでシャワーを浴びた。温かいお湯が心地よく、出たくない気分だった。

ローガンのキスの記憶が一気に戻ってきた。体中にゾクゾクとした感覚が広がり、足の間の場所がズキズキし始めた。くそっ、ローガン。なぜそんなことをしたの?二度と味わえないとわかっているのに、どれほど素晴らしいものなのか見せつけて。...