真のルナ

112話

エマ視点

体は痛みに苦しんでいた。

魂は引き裂かれていた。

心は完全に粉々になっていた。

私は別のメイトなんて欲しくなかった。別のメイトなど必要なかった。私にはローガンがいる。ローガンが欲しい。ローガンが必要だ。ローガンを愛している。女神様、彼だけを。彼だけを。

叫び、泣きたかった。世界を燃やし尽くしたかった。

私の中のパニックはどんどん大きくなっていた。呼吸するのがだんだん難しくなっていた。何かが喉に詰まっていて、話すことさえできなかった。何かが胸の上に乗っている。何かが私の体を鋼鉄のような力で締め付けていた。

ローガンが私に再び刻印をつけないことは分かっていた。分かっていた。...