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64話

カネの視点

オーロラが私の魂を体から吸い出す中、完璧な彼女を誰とも共有したくないという思いが頭から離れなかった。兄弟のような絆に喜びを感じ始めていたにもかかわらず。

さらに厄介なことに、スカーレットと彼女の魔女仲間は、私が約束から逃げ出さないよう何羽もの鳩を送ってきていた。彼女があの素晴らしい喉の音を立てながら、私のものを口の中で出し入れする間、私は彼女の髪をつかみ、唇から漏れる呻き声とともに、今夜しかないと悟った。もうこの感情に耐えられなかった。

そして頭が真っ白になるほどの絶頂と同時に浮かんだ考えはこうだった。

彼女を自分だけのものにしたい。

「あぁっ!そうだよベイビー、お父さんをそ...