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179話

リラはすぐに治療師の手当てを受け、私が予想した通り毒を盛られていたことが判明した。

「ごめんね」と私は彼女に薬草を飲ませている間、再び囁いた。

私は自分の民に嫌悪感を抱き、ドラゴンを疎かにした自分自身を恥じていた。でも変なことに、彼女は私の守護者であるはずなのに、逆になってしまっていた。でも結局は相互関係なのかもしれない。彼女は私より大きな脅威から私を守り、私は利己的な欲望しか見えない人々から彼女を守る。

私はスカーレットが立っている場所に歩み寄った。彼女は怒った女性のように苛立たしげに空気を吐いていた。エレナでさえ彼女を落ち着かせることができなかった。

「ねえ、本当にすべてのことを謝...